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2003

1番最近観た映画

03/11/7 シカゴ -CHICAGO-

《採点》★★★
《監督》ロブ・マーシャル('02)
《出演》レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア、クイーン・ラティファ、ジョン・C・ライリー、ルーシー・リュー

「この街では、銃弾一発で有名になれる。」

スターを夢見るロキシー・ハートは愛人を殺して監獄送りになるが、そこで偶然にも憧れのスター、ヴェルマ・ケリーと出会う。ヴェルマも夫と妹を射殺した容疑で投獄されていたのだ。ロキシーは悪徳弁護士ビリー・フリンの入れ知恵で、マスコミを巧みに利用しヴェルマを凌ぐ人気を手に入れる…。

う〜ん、ゴージャス!!劇場で観たかった〜(T_T)とにかく女優2人の演技と歌や踊りの才能に圧倒された。アメリカのタレントさんは、やっぱ何でもできなきゃ駄目なのね。まさしく才能(タレント)豊富!アカデミー賞はキャサリンが助演女優賞を獲得したけど、レニーも負けてなかった。2人ともいい勝負で見応えアリ。でも私的には、あの捨て身のヴェルマがツボでした。なんか可愛いんだもん、ゼタ姐さん。R・ギアも頑張ってたけど、あの2人の前では目立たなかった〜完全に迫力負け。あと、大好きなマイヤ(シンガー)がチョイ役で出てたのも個人的に嬉しかった!!


03/10/25 サウンド・オブ・サイレンス--DON’T SAY AWORD-

《採点》★★
《監督》ゲイリー・フレダー('02)
《出演》マイケル・ダグラス、ショーン・ビーン、ブリタニー・マーフィー、ファムケ・ヤンセン

「もう迷っている時間はない」

感謝祭前日のニューヨーク。精神科医ネイサンは、元同僚の医師から統合失調症の少女エリザベスを診てくれるよう頼まれる。さっそく面談治療を始めたネイサンだったが、翌日、ネイサンは愛娘ジェシーを誘拐され、犯人から「5時までにエリザベスから6桁の数字を聞き出せ」との要求を受けるのだった…。

8マイルに出演していた、あの魅力的な女の子が出てるということで、なんとなく見てみたけど、ううむ、ちょっと有り得ないんじゃない?って展開で、いまひとつかな。どーも、こじつけ感が強くて、わざわざややこしくしてるというか、サスペンス小説として活字にすれば面白いのかもしれないけど。でも、ファムケ・ヤンセンのお母さん、怪我してず〜っとベッドの上で監視されて、トイレはどうしてるのかな?とか、くだらないこと考えちゃったり。ブリタニーちゃんは迫真の演技で、なかなか将来性は感じさせてくれたけどね。彼女は「17歳のカルテ」にも出てたのね?


03/10/12 ベッカムに恋して -BEND IT LIKE BECKHAM-

《採点》★★★★
《監督》グリンダ・チャーダ('02英)
《出演》バーミンダ・ナーグラ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、キーラ・ナイトレイ、アーチー・バンジャビ、アヌバム・カー、フランク・ハーバー

「女の子がサッカーなんて!」

サッカーとベッカムを愛するインド系イギリス人の女の子ジェスは男の子たちとサッカーに嵩じる毎日を送っていた。そんな彼女に女子サッカーチームのエースストライカー、ジュールズが声をかける。公園でのお遊びサッカーから本格的なプレーへ、ジェスは新しい第一歩を踏み出したのだが…。

これ、タイトルに惑わされてはいけません。人気者ベッカムにあやかった、ただそれだけの映画じゃないよ。私はだ〜い好き!主人公のインド人の女の子がすっごく純粋で真直ぐで可愛いの。インドという国のまだまだ古いしきたりや宗教を重んずるお国柄が垣間見えてなかなか興味深かったし、今まで馴染みが薄かった女子サッカーのことも少し理解できた。ジェスが恋するコーチ役のジョナサン・リース・マイヤーズは最初、彼とは気付かなかった!あの「ベルベットゴールドマイン」の妖艶さは全くなく、普通の、しかもとってもイイ人を演じてて、その幅の広さを感じました。


03/10/4 戦場のピアニスト -THE PIANIST-

《採点》★★★★
《監督》ロマン・ポランスキー('02)
《出演》エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、フランク・フィンレイ、モーリーン・リップマン、エド・ストッパード、ジュリア・レイナー、ジェシカ・ケイト・マイヤー

「ショパンの旋律が時間を止めた」

1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、何十万ものユダヤ人が強制居住区ゲットーから収容所へ移される。しかし運良く、たったひとり収容所行きを免れたシュピルマンは、決死の思いでゲットーを脱出する。

戦争の愚かさ、というよりも、これは人種差別の悲惨さに憤りを覚えた。ユダヤ人…何か悪いことしたの?単純に疑問です。多分、一言では言い表すことなどできない、根深い歴史的・宗教的な背景があるのだろうし、私達日本人には到底理解できないことなんだろうけど…でも、これだけは言える。たとえ、その昔にユダヤ人が何か恨まれることをして、その恨みが現在にまで至っていたとしても、今生きているその血を引く人々に罪はないんじゃない?シュピルマンが缶詰を持ってピアノの横に立っている姿が印象的。生命力の強い人って、こういう人なのね。


03/10/1 S.W.A.T 

《採点》★★★
《監督》クラーク・ジョンソン('03)
《出演》コリン・ファレル、サミュエル・L・ジャクソン、ミシェル・ロドリゲス、LLクールJ、ブライアン・ヴァン・ホルト、ジェレミー・レナー、ジョッシュ・チャールズ、オリヴィエ・マルティネス

「不可能を可能にする。これが、プロフェッショナルだ。」

S.W.A.T隊員のストリートとギャンブルは、ある判断ミスが元でS.W.A.Tを追放されてしまう。納得できず警察を去るギャンブルと、降格処分を受け入れたストリート。しかし6カ月後、ストリートにチャンスが訪れる。新チーム結成の指令を受けたホンド巡査部長からS.W.A.Tへの復帰を持ちかけられたのだ…。

映画館で、他に見るもんなかったのでこれにしたんだけど、結構面白かったですよ。この軽快なテーマ曲はスカッとするし素直にかっこイイ!てゆーか、これ昔むか〜しテレビドラマシリーズみたいのでやってたような気がする。内容までは覚えてないけど、このテーマ曲は耳に馴染みがあるもん。もちろんS.W.A.Tなんだから、アメリカ的ヒーロー主義な勧善懲悪娯楽映画でOKなんだけど、悪役がなんと、あの「運命の女」のフランス人の不倫相手のイケメン君でビックリ。全然悪人っぽくないし、ヨーロッパ系のせいかめちゃくちゃ浮いてるし、あんまり出て欲しくなかった(~_~;)


03/9/13 8人の女たち -8FEMMES-

《採点》★★★
《監督》フランソワ・オゾン('02)
《出演》カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール、イザベル・ユペール、ファニー・アルダン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、ダニエル・ダリュー、フィルミー・リシャール

「一家の主を殺したのは誰・・・?」

1950年代のフランス。クリスマス・イブの朝、雪に閉ざされた大邸宅で、一家の主マルセルが殺されていた。容疑者は邸宅に集まった8人の女たち。クリスマス気分で和気あいあいだった家族が、一転してお互いを詮索し始め、それぞれが抱えていた人には言えない秘密が次々と暴露されていく。

フランスへ旅行の前に是非とも観ておかなくっちゃと、ギリギリでレンタルして観た。いかにも、おフランスな映画(笑)一見、お洒落でお上品だけど、裏では何してるか解らんぞぉ〜ってな、ちょっぴりブラックな笑いも含めて、日本女性にはないあの感性。フランス人はいじわるな人が多いという噂だけど、何となくこの映画で理解できた。きっと自己主張が人一倍強いんだろうね。でも、「猫が行方不明」とかの女の子は結構日本人的性格だったとも思うから、皆が皆あんなにキツイわけじゃないと思うけど・・・最後に死んじゃう男の気持ち解らんでもない(~_~;)


03/9/12 パイレーツ・オブ・カリビアン--呪われた海賊たち-
 
-PIRETES OF THE CARIBBEAN:THE CURSE OF THE PEARL-

《採点》★★★
《監督》ゴア・ヴァービンスキー('03)
《出演》ジョニー・ディップ、ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジョナサン・プライス

「その呪いを解くのは、愛」

カリブ海の港町。総督の娘エリザベスは、子供の頃にウィルという少年から手に入れたメダルを今でも大切に身につけていた。ある日、町が海賊たちに襲われるが、お目当ては財宝ではなく、エリザベスの黄金のメダルだった。ウィルは彼女を救うために1匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組む。

前評判がかなり良かったので期待して劇場に足を運びました。まあ、よくできた娯楽作品って感じ。CGも安っぽくないし、海賊船もリアルで見応えアリで、大スクリーンで観るべき作品。ただ、ちょっと長すぎたかな。2時間以内に収めても良かったような気が・・・途中の戦闘シーンちょっと飽きました。ジョニー・ディップの魅力全開で、多分ファンが増えたことでしょう。彼はホントに芸達者でいろんな役をこなすけど、私は「妹の恋人」とかのもうちょい繊細なキャラが好きかも。オーランド君も意外と素敵だったし(どこかベッカムに似てるのよね〜♪)ヒロインもキレイでgood!


03/9/11 リロ&スティッチ -LILO & STITCH-

《採点》★★★★
《監督》クリス・サンダース('02)
《出演》

「エイリアンは、人間と一緒に暮せないの?」

リロは姉のナニと二人でハワイのカウアイ島に暮らす女の子。リロが出会った初めての友達スティッチは、実は“破壊する”ことしか知らないエイリアン。とんでもないトラブルばかり巻き起こす暴れん坊のスティッチに、それでもリロは語りかける「スティッチは私のオハナ(家族)。オハナはいつも一緒だよ。」

久しぶりに大大大好きなディズニーアニメです!!悪戯三昧のスティッチが我家のペット(犬)にめちゃんこソックリで、もうそれだけで感情移入。人間にもいるよね、悪気はないのにどーしても素直な良い子になれないひねくれ者って。でも本当は寂しがりやでかまって欲しいのが分かってるから、つい許しちゃういとおしいキャラ・・・ディズニーはその辺のキャラクター作りがさすがです。画も個性的で夢いっぱいだし、途中何度もジーンときて泣きそうになったけど、ハッピーエンドが爽やかで、ディズニー育ちの私も充分満足。久々に癒されましたっ・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・


03/9/8 英雄 -HERO-

《採点》★★★★
《監督》チャン・イーモウ('03)
《出演》ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツイィー、ドニー・イェン、チェン・ダオミン

「人はヒーローになるため生まれてきた」

紀元前200年、戦乱のさなかの中国。のちに始皇帝と呼ばれることになる秦王のもとに、一人の男がやってくる。絶え間なく命を狙ってくる暗殺者達を避けるため、百歩以内には誰も近づけようとしない秦王。“十歩一殺”の技で三人の刺客を殺し、その功績により無名は秦王への拝謁を許されたのだった。

なぜか、またまたジェット・リー(笑)でも、今回は影薄いです。「グリーンデスティニー」や「初恋のきた道」の可愛いツイィーちゃんも、いまいち目立たなかった。何といってもトニー・レオンとマギー・チャンです!東洋人でもこんなに美しく艶やかにスクリーンに映えるのねぇ〜やればできるのねぇ〜もうウットリし通しでしたぁ(* ̄。 ̄*)しかも木の葉や水の音、自然を生かした映像美に圧倒されて、大嫌いなワイヤーアクションがじぇ〜んじぇん気にならないのは不思議。内容はちょっぴり宗教的だけど、文字が1つのアイテムになっているのも職業柄、興味深かったです。


03/9/6 ブラック・ダイヤモンド -CRADLE 2 THE GRAVE-

《採点》★★
《監督》アンジェイ・バートコウィアク('03)
《出演》ジェット・リー、DMX、アンソニー・アンダーソン、ケリー・フー、トム・アーノルド、マーク・ダカスコス

「鑑定評価、100カラットの凶器。」

強盗グループのカリスマ的リーダー、フェイトは、次のヤマを計画中に謎の男スーから警告される。「金庫の中の何を盗んでもいいが、“ブラック・ダイヤモンド”だけは置いていけ」。フェイトはこの警告を無視するが、石を狙う犯罪組織に娘を誘拐されてしまう。娘を取り戻すため、フェイトはスーと手を組んだ!

最近、カンフー+ブラック系っていうの流行りなのかな?でも、なんかイイ!!私がどっちも好きだからかも。しかも観ようと思う映画に、なぜかいつもジェット・リーがそこにいる(笑)だんだんハマリつつある私?次は「ロミオマストダイ」も観なくっちゃ(アリーヤも出てるしね)で、作品としてはどうだったかというと・・・もう、内容はあまり覚えていましぇん(^_^;)まあ、カンフーアクションもHIPHOPも好きじゃない人にとっては駄作もいいところでしょう、多分。時々訳分かんない笑っちゃうシーンもあるし。だけど、リーとDMXとのコンビはなかなか良かったから、また見たいな。


03/8/15 クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア
-QUEEN OF THE DAMNED-

《採点》★★
《監督》マイケル・ライマー('02)
《出演》スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、マーガリート・モロー、ヴァンサン・ペレーズ、レナ・オリン

「エクスタシーは血から血へ」

100年の眠りから目覚め、現代に甦ったヴァンパイア、レスタト。彼は種族の掟を破って自分の正体を人間に明かし、危険な美しさで人々を魅了していく。そして、あろうことか最も邪悪な魂を呼び覚ましてしまうのだった。すべてのヴァンパイアの母にして、呪われし者の女王アカーシャを……。

これはロック好きにはたまらんでしょう。MTVの世界です。初めてお目にかかるスチュアート・タウンゼント君は非常に稀に見る美形。「インタビューウィズヴァンパイア」のトムやブラピも正直負けそーです。気の毒にもヒロイン役の女の子が全然影薄いもんね。アリーヤは可愛いすぎてちょっと呪われし邪悪の女王ってイメージじゃなかったかな。レナ・オリンが演じた方が貫禄があって良かったかも。でも、アリーヤが亡くなってしまったのは本当に残念です。彼女の音楽が好きなので……(T_T)。演技はまだまだだったけど、美しく魅力的な黒人女性のひとりでした。


03/8/11 キス・オブ・ザ・ドラゴン -Kiss of the Dragon-

《採点》★★★
《監督》クリス・ナオン('01)
《出演》ジェット・リー、ブリジット・フォンダ、チェッキー・カリョ

「この闘いに愛などいらない」

中国人ギャングを逮捕するためパリに来たリュウ刑事。だがパリ警察リチャード警部の陰謀で、逆に殺人犯として追われることに。逃亡中知り合った娼婦ジェシカは、リチャードに娘を人質に取られ陰謀に荷担させられていた。そして単身リュウ刑事は巨悪に挑むが……。

まあ、どちらかというとよくあるB級アクション映画なのですが、パリが舞台だからなのか、リュック・ベッソンが関わっている(製作)からなのか、全編そんなにちゃちっぽく感じませんでした。ブリジット・フォンダは娘とのシーンもホロリとさせられたし、ヤク中の幸薄い白人女の役に体当りの演技で、なかなか存在感ありました。ジェット・リーは今活躍しているアジアのカンフー・アクターの中では一番故ブルース・リーに近い存在のような気がします。気になったのは、パリの有名なホテルがメッタメタに壊される場面。あれ、もちろんセットだよね〜?(^_^;)


03/8/9 ストーカー -One Hour Phot-

《採点》★★★
《監督》マーク・ロマネク('03)
《出演》ロビン・ウィリアムズ、コニー・ニールセン、ミシェル・ヴァルタン、ゲイリー・コール、エリック・ラ・サール

「あなたのことを、あなたより知っている人がいる。」

大型スーパーの片隅にある写真現像ショップに勤める孤独な男サイ。彼は常連客である若い母親とその9歳の息子に思い入れを持ち、彼らが現像に出す幸せな家族写真に固執していた。“サイおじさん”として、その完璧な家族の一員になりたいと願う彼の妄執は次第にエスカレートしていった……。

ロビン・ウィリアムスが悪役ということで「インソムニア」に続き話題だけど、この人が演じるとあまり悪人に見えない。やっぱり見た目の雰囲気から醸し出す「いい人」オーラなのでしょうか?この主人公も精神面に普通の人よりちょっとだけ異常な面があって、他人とうまく関わっていけない人間で、結局やっちゃいけない事をしてしまうんだけど、なぜかどーしても同情してしまうのです。だから、タイトルの「ストーカー」はちょっと違和感ありです。こういう寂しい人って結構いると思う。でも、やっぱ相手の気持ちを考えられないのは人間として×なんだろうとは思うけどね。


03/8/5 マイノリティ・リポート -MINORITY REPORT-

《採点》★★★
《監督》スティーブン・スピルバーグ('03)
《出演》トム・クルーズ、サマンサ・モートン、コリン・ファレル、マックス・フォン・シドー

「だれでも逃げる」

西暦2054年のワシントンD.C.。司法省のエリート班、犯罪予防局が設置されてから6年、未来を透視できる3人のプリコグ(予知能力者)に予知された未来殺人の光景を分析・判定し、事件が起こる前に犯人を逮捕し、殺人を未然に防ぐという最先端のシステムが成功を収めていた。

トム・クルーズが苦手で、スピルバーグもそろそろ落ち目?の気がして、全然期待しないで観たんだけど、結構ひねりのあるストーリーで、めっちゃ楽しめました♪と思ったら、「ブレードランナー」や「トータルリコール」の原作者の小説の映画化だったのね〜なるほどなるほど。近未来SFだから現在では予想もつかないシーンがいっぱいだけど、原作がしっかりしてるから有り得ないようなことも不思議と自然に入り込めた。そこが、同じSFでも全くストーリーに共感できなかった「リローデッド」との違いかな。息子の誘拐事件との絡みのシーンも人間的で良かったです。


03/8/3 レッド・ドラゴン -RED DRAGON-

《採点》★★★
《監督》ブレット・ラトナー('03)
《出演》アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ハーヴェイ・カイテル、エミリー・ワトソン

「封印されていた衝撃のプロローグ。全てはここからはじまった・・・」

天才精神科医レクター博士が連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重症を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官グレアム。しかし、精魂尽き果てた彼はFBIを辞職、妻子とともに隠遁生活を送っていた。そんなある日、元上司が突然現われ、満月の夜に2つの家族を惨殺した殺人鬼の捜査を依頼する。

犯人役のレイフ・ファインズが一見ナイーブそうでいて、実はかなりのサイコ野郎を演じていて、なかなか良いです。多重人格で猟奇殺人を犯すヤツって、きっとこんな感じなんだろうなって雰囲気を醸し出してました。それから、エミリー・ワトソンも圧倒的な存在感で、盲目の女性の役なんだけど、瞳が本当にガラス玉のようで異様でした。エドワード・ノートンはさすがに上手いんだけど、今回は周りが役者としても役柄としても凄い面々ばかりの中にあって、あまり印象に残らなかったかもデス。作品的には「羊たちの沈黙」>「レッド・ドラゴン」>「ハンニバル」かな。


03/7/19 ボーン・アイデンティティー -THE BOURNE IDENTITY-

《採点》★★★★★
《監督》ダグ・リーマン('02)
《出演》マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、クライブ・オーウェン、ブライアン・コックス

「ジェイソン・ボーン」

海上を漂っていた瀕死の男がイタリア漁船に救われる。武術と語学に優れている彼だったが、記憶を喪失し自分の名前や経歴すら思い出せない。唯一残されていた貸金庫の番号、そこには“ジェイソン・ボーン”名義の身分証明書と、さまざまな国籍のパスポート、大量の現金、拳銃がねむっていた・・・。

いやぁ〜久々に特撮やワイヤーアクションのない純粋なアクション映画を観たので新鮮な感じでした。ストーリーは特に目新しい展開ではないけど、下手な小細工が少ないので全体的にリアリティがある。ミニクーパー(可愛くて大好き!)のカーチェイスも派手さはないけど意外とハラハラドキドキさせられたヨ。マット・デイモン君を初めて「カッコイイ!!」と思った。普通にしてたら優しくて純朴そうなのに、いざって時にツヨイってのに弱いσ( ̄∇ ̄;)私デス。ランローラランの彼女も良かったし、ヨーロッパが舞台だし、ラストのハッピーエンドも私好みなんで◎あげちゃいます♪


03/6/13 マトリックス・リローデッド -MATRIX RELOADED-

《採点》★★
《監督》アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー('03)
《出演》キアヌ・リーブス、キャリー・アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン、ヒューゴ・ウィービング、ジャダ・ビンケット・スミス

「予言がほんとうなら戦いのない未来が来る」

人類最後の都市ザイオンの場所が、ついに人工知能の知るところとなった。人類滅亡をプログラムされたセンティネルズの襲撃まで、あと72時間。だが、モーフィアスの信念に揺るぎはなかった。オラクルの予言どおり救世主ネオがマシンとの戦いに必ず決着をつけてくれる…しかし、ネオは迷っていた。

ウォシャウスキー兄弟はよっぽど日本、てゆーかアジアの文化が好きなんだなぁ〜と思った。前作以上にカンフー(もろに「燃えよドラゴン」パクリ)が増えてるし、今回は日本のコミックまがいなシーン(「ドラゴンボール」っぽい?)や、キーメイカーのおっさんは技術は持ってるけど、いつもアメリカ人のお尻にくっついている日本人のイメージ?(^_^;)臆病で悲観的なアメリカ人の、東洋の神秘的な神通力みたいなものに対する憧れなのかも?とも感じられる。とにかく全編、過去のいろんな映画の寄せ集めばっか。あ〜あ「バウンド」のあのオリジナリティはどこいっちゃったの?


03/6/12 ボウリング・フォー・コロンバイン 
-Bowling For Columbine-

《採点》★★★★★
《監督》マイケル・ムーア('02)
《出演》マイケル・ムーア、マリリン・マンソン、チャールトン・へストン、マット・ストーン

「こんなアメリカに誰がした?」

1999年4月20日、アメリカ合衆国は普段通りの穏やかな朝を迎えた。大統領は国民が名前さえ知らない国に爆弾を落とし、コロラド州の町では2人の少年が朝6時からボウリングに興じている。何の変哲もない1日のはじまり…。このあと、少年達が悲劇的事件を起こそうとは、いったい誰が予想しただろう。

ひとことで言うと、マイケル・ムーアは凄い人!アメリカ人って愛国心が強くて、何でも自分が一番正しいと思ってる人種かと思っていたから、こんなにも自国の裏側を客観的に見据えて、そして疑問に思った部分をとことん突き止めていく姿勢を持った人がいたなんて…そうよね、アメリカ人誰もが自己中心的なわけがないのよね。「恐怖で理性を失った人のすぐ手の届くところに銃を置いてはならない」という言葉が心に残る。ぬるま湯に浸かったような平和な日本に住んでいる私には、今まで世界情勢なんて無関心だったのが恥ずかしい。めっちゃ勉強になります!必見!!


03/6/4 8マイル -8MILE-

《採点》★★★★
《監督》カーティス・ハンソン('02)
《出演》エミネム、キム・ベイシンガー、メキー・ファイファー、ブリタニー・マーフィー

「あらゆる瞬間にチャンスがある」

プレス工場で働き、思いつくままにリリックを紙に書き綴るジミー。彼には密かな夢があった。ラッパーとしてレコード会社との契約書にサインし、底辺の暮らしを余儀なくされるデトロイトを抜け出す。つまり、8マイルを通過すること。その夢に向かって、ジミーは今日もフリーラップのバトル・ステージに上がる。

元々黒人音楽が好きで、ラップのあの独特のリズムは黒人にしかできない黒人だけのもの、白人、ましてや日本人になんか絶対無理。所詮、真似に過ぎないと思っていた私ですが、この映画を観てますますそう感じました。ただ逆に、そんなヨソ者はなかなか足を踏み入れられない世界に果敢に立ち向かっていくエミネムの姿は、やっぱり感動的。白人がラップなんて邪道だと思っていたけど、彼は彼なりに悲惨な人生経験を経て、ちゃんとラップ魂を持った奴だったんだね。黒人=不幸、白人=幸福っていう先入観を持つのはやめようと思ったよ。


03/6/1 ゴスフォードパーク -GOSFORD PARK-

《採点》★★
《監督》ロバート・アルトマン('03)
《出演》マギー・スミス、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、ヘレン・ミレン、エミリー・ワトソン、ケリー・マクドナルド、ライアン・フィリップ

「お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を…」

1932年、イギリス。“ゴスフォード・パーク”という名の老木に多くの熟した果実がなっていた。彼らの共通点はイギリス貴族であるということ。その実は木の下の者たちにとって決して手の届かないもの。ところが、その老木から熟しきったひとつの実が地面に落ち、静かなざわめきが起こる…。

現代では考えられないほど、昔の貴族ってあんなに鼻持ちならなかったのね?階級社会のいやらしさが伝わります。真犯人は一体誰?という謎解きの部分は、期待した割にはあっけなく分かってしまったような気がするけど、やっぱりこの映画は一つ一つのセリフの重みというか、脚本の素晴らしさですね。久々にウィットに富んだ洒落た会話を楽しめました。しかも俳優陣が、階級が上の役から下の役まで、何とも豪華な顔ぶれでワクワクさせられます。でもちょっと登場人物多すぎかなぁ。あれ、この人誰だったっけ?って、何回かビデオ巻き戻しましたよん(~_~;)


03/5/17 ザ・リング -THE RING-

《採点》★★
《監督》ゴア・ヴァービンスキー('02)
《出演》ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダースン、ディヴィッド・ドーフマン、ブライアン・コックス、ダヴェイ・チェイス

「そのビデオを見たものは、7日後に必ず、死ぬ」

雨が降り続くアメリカ、シアトル。一本のビデオテープを見た少年少女が同日同時刻に死亡した。その不可解な死の謎を追うジャーナリスト、レイチェルは“不吉な噂”を耳にする。『そのビデオを見たものは、7日後に必ず死ぬ』。そのビデオには、どんな映像とメッセージが隠されているのか?

日本版「リング」とほとんど同じ内容、まあ、それは承知で観たんですけど、「リング」は正直なところ結構怖がらせてもらったので、特に貞子がテレビから出て来るところは未だに怖くて見れてない(~_~;)、なので是非ともアメリカ版と比較してみたいと……で、感想はというと、どっちもどっちかな(笑)ストーリーを既に知っているという点で新鮮味に欠けるのは仕方ないけど、ただやっぱり作りが丁寧で、役者も思ったより良かったので、リアリティがあるというか、全体的な映画の出来はアメリカ版の方が上のような気がした。ただ、ドロドロした独特のコワさはやっぱり日本かな。


03/5/17 バウンド -BOUND-

《採点》★★★★★
《監督》アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー('96)
《出演》ジェニファー・ティリー、ジーナ・ガーション、ジョー・パントリアーノ、ジョン・P・ライアン

「FOR MONEY FOR MORDER FOR EACH OTHER」

仮釈放中のレズビアン、コーキーとマフィアのマネー・ローンダラー、シーザーの情婦ヴァイオレットは、出会った瞬間恋に落ちる。激しいセックスの後、ヴァイオレットはシーザーがボスから預かっている200万ドルを奪う計画をコーキーに持ちかけた。やがてオンナ2人の巧妙な罠は仕掛けられるのだが…。

これまた、ちょっぴり気になる存在だったウォシャウスキー兄弟。そう、あの「マトリックス」の監督ですが、私はこっちの方がずーっと面白かったですね。前半のレズシーンはあんまり好きじゃないので、なくても良かったかな〜と思うけど、その後の展開はなかなかスリリングでハラハラドッキドキ。特にあの電話の音でばれるシーンと、ペンキの白い色と赤い血の色のコントラストがナイス!主役2人が飛びきりの美人というわけではないのに、それぞれ個性があって魅力的だし、男のおバカさと女の強かさが浮き彫りになって心地良いです。まさしくスタイリッシュ&サスペンスフル!


03/5/2 マグノリア -magnolia-

《採点》★★★
《監督》ポール・トーマス・アンダーソン('99)
《出演》ジェレミー・ブラックマン、トム・クルーズ、フィリップ・ベイカー・ホール、フィリップ・シーモア・ホフマン、ウィリアム・H・メイシー、ジュリアン・ムーア

「L.A.郊外サンフェルナンドバレーで目撃したもの。それは…」

SEXを説いてまわるカリスマ青年、余命幾ばくもない人気番組の司会者、ドラッグ中毒の女性に恋してしまった警官…。一見何のつながりもないように見える彼ら。そこで起こった偶然と不思議なめぐり合わせ。やがて彼らは一つになった。その衝撃の出来事によって…。

こーゆー様々な人生が複雑に絡み合って最後に結び付く、みたいなストーリー仕立ては嫌いではないです。役者もそれぞれ味があって上手いし、淡々としていながらも緊迫した展開で、かな〜り結末に期待!しかし…蛙のシーンで「あれれ?」ビックリすると同時に、なんだかな〜?ちょっぴり興ざめしてしまいました。そりゃあ、この世の中、絶対に有り得ない事は無いと思いたいけど、あの蛙だけは納得いかない?ちょいと消化不良です。でも、音楽が何とも言えず快く心に残り、全体的には結構好きな作品なのですが…う〜ん、なぜあそこで蛙?(しつこいけど謎)


03/5/1 バーバー -The Man Who Wasn't There-

《採点》★★★★
《監督》ジョエル・コーエン('01)
《出演》ビリー・ボブ・ソーントン、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンスン

「髪型を変えるように少しだけ人生を変えたい」

1949年、北カルフォルニア。理髪店で働く無口な男、エド・クレイン。退屈な毎日だったが、ある日、店に見知らぬセールスマンが現れ、ベンチャービジネスの出資者を探しているという。「これで俺は変われる?」エドは金を作るため妻の不倫相手を強迫するのだが、彼を誤って刺し殺してしまう…。

ずーっと気になる存在だったコーエン兄弟初体験。ふむふむ、一癖も二癖もある筋書きは、なかなか私好みでワクワクさせられた♪どうも私は人間の愚かさや滑稽さをちょっぴり皮肉って表現した作品が好きみたい。一見どこにでもいる、どちらかというと無口で穏やかに見えるごく普通の床屋さんが、実はこんなに波乱万丈な人生を送っていたとしたら、多分有り得ないだろうけど面白い。夫が、自分が殺したと言った時の妻の驚きと疑惑の表情が、この夫婦を物語っている。相手の事をろくに知らなくても簡単に夫婦になれちゃう現実って、恐いかも?


03/4/27 ハリーポッターと秘密の部屋 
-Harry Potter AND THE CHAMBER OF SECRETS-

《採点》★★★★
《監督》クリス・コロンバス('02)
《出演》ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ケネス・ブラナー、ロビー・コルトレーン、リチャード・ハリス、アラン・リックマン、マギー・スミス

「世界最強のファンタジー2年目の冒険が始まる!」

「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません!」突如現れた“屋敷しもべ妖精”のドビーに警告されたハリー。ドビーとは一体何者なのか、そして、ハリーはなぜホグワーツに戻ってはいけないのか?警告を無視して学校に戻ったハリーに新たな冒険が待ち受けていた…。

ぎりぎりセーフで前日に原作を読み終え、記憶が生々しいHOTな状態で観たせいもあるけど、2作目もちゃ〜んとドキドキワクワクさせられましたよん。ローリング女史の、この大人をも惹き付けてしまう創作能力に脱帽です。映画の方も、限られた時間枠での難しさはあるけど、舞台がイギリス、と言ってもホグワーツのシーンがほとんどなんだけど、この手の作品にしては、やっぱりどこかヨーロッパ的な重みが感じられて、大好きです。今回初登場のドビーの表情や仕草が、うちのワンコにどこか似ていて微笑ましく、一番私の想像に近いキャラクターでした。


03/2/27 ドニー・ダーコ -DONNIE DARKO-

《採点》★★★
《監督》リチャード・ケリー('01)
《出演》ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マーロン、ドリュー・バリモア、メアリ・マクドネル、キャサリン・ロス、パトリック・スウェイジ

「生きているのか?死んでいるのか?」

ドニー・ダーコ17歳。飛行機のエンジンが家に落ちて以来、彼の前に銀色のウサギが現れる。ウサギが告げる[28:06:42:12]、転校生の美少女、ホーキング博士、地下室の扉…。彼を取り囲むすべてが「あのこと」を告げている。28日後の世界で彼を待っているのは一体何なのか?

時々訳わかんない、これってギャグなの?みたいな、さむ〜いカットがあったりして、あ〜あ「バージンスーサイス」の二の舞?と思ったりもしたけど、最後までちゃんと見ると、ほっほう、なるほどぉ〜と納得。とまではいかないけど、妙に辻褄が合って、それまでのくだらなさが結構消し飛んじゃいました。そんな、不思議なお話。「メメント」と同じ時間の逆行なんだけど、そのオコチャマ版みたいな感じです。ただね、製作総指揮?のドリュー・バリモアはイマイチ意味のない役で、はっきり言ってヘンです。劇中歌のデュラン・デュランの「ノトーリアス」が耳に残るなぁ…


03/2/6 運命の女 -UNFAITHFUL-

《採点》★★★★
《監督》エイドリアン・ライン('02)
《出演》リチャード・ギア、ダイアン・レイン、オリヴィエ・マルティネス、エリック・ベア・サリヴァン、チャド・ロウ、ケイト・バートン

「あなたはどこに行くの…あまりにも行き過ぎた時に?」

夫と息子に囲まれ幸せな生活を送っていた専業主婦コニー。そんな彼女の日常に劇的な変化が起こったのは、息子の誕生日プレゼントを買いに出かけた日のことだった。強風にあおられたコニーは、大量の本を抱えた青年と衝突し怪我をする…。

前半はちょっぴり安易な展開で、例えばこんな大嵐にわざわざ買物に行ったり、本を何冊も積んで外を出歩くかよぉ〜?なんて、突っ込みたくもなりましたが、次第に惹き込まれ、不倫ものらしくドロドロかと思いきや、意外にサスペンス。でも、私はあそこで多分殺っちゃうだろうとピンときた。だって、男って考えるより先に手が出る生き物だったりするでしょ。R・ギアの抑えた演技もなかなか良かったけど、D・レイン超魅力的だし、不倫相手の男性も素敵!監督が大好きなA・ライン&主役が「コットンクラブ」のコンビ復活だから、何となく懐かしくて、思い入れ深いです。


03/1/19 ノー・マンズ・ランド -NO MAN'S LAND-

《採点》★★★★
《監督》ダニス・タノヴィッチ('01)
《出演》ブランコ・ジュリッチ、レネ・ビトラヤツ、カトリン・カートリッジ、サイモン・カロウ

「この戦争は、何のため?」

ボスニアとセルビアの中間地帯(ノー・マンズ・ランド)その塹壕に取り残された、敵対する兵士チキとニノ。そして、背の下に地雷を仕掛けられ身動きできずに横たわる兵士ツェラ。3人の兵士たちは一触即発の緊迫した状況の中で、何度か心を通わせる瞬間を迎えるのだが……。

これはですね、最近よくある戦争映画とはちょっと一味違いますヨ。去年のアカデミー外国語映画賞で、あの「アメリ」を押えてオスカーを取ったというのが気になってて、どーしても観たかった。ただ単に鉄砲バンバン打ち合ったり、爆弾ドッカーンの場面も少ない。戦時中なのに何かのきっかけで敵と仲良くなってめでたしめでたし、とはまた違う。そんなに甘いもんじゃない。人間って全くもって自分勝手で愚かな生き物。この映画の良さが分かる人はきっと戦争なんてしないと思うけど、きっとそんな人ばかりじゃないだろうから戦争っていつまでたってもなくならないんだね。


03/1/12 インソムニア -INSOMNIA-

《採点》★★★★
《監督》クリストファー・ノーラン('02)
《出演》アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムズ、ヒラリー・スワンク

「その恐怖は、瞼をこじ開け眠りを奪う。」

事件は昼と夜が逆転する白夜のアラスカで起きた。髪を洗われ爪を切られ全裸のままゴミ袋に入れられた17歳の少女の死体。L.A.から招かれた刑事は地元の女性刑事と組んで異常殺人の捜査にかかるが、事件は思わぬ方向に展開していく。

久々にアル・パチーノの演技にやられた。白夜のせいもあるけど、あのシチュエーションじゃどんな人でも眠れないでしょう?そんなドヨ〜ンとした胸やけしそうな気分の悪さが観てる人にもひしひしと伝わってくる。もちろんロビンもヒラリーもさすがに上手いけど、やっぱかすむ。「メメント」の監督に、製作がなんとジョージ・クルーニー&スティーブン・ソダーバーグ!だけど、あんまり期待しすぎてコケたらヤダな(↓esみたいに)と思いながら観たけど・・・心配無用であった。ストーリーも一筋縄じゃあいかないスリリングな展開で、最後まで気の抜けない大満足の1作でした。


03/1/3 エス -es-

《採点》★★
《監督》オリバー・ヒルツェヴィゲル('01独)
《出演》モーリッツ・ブライプトライ、クリスティアン・ベッケル、オリバー・ストコフスキー、マレン・エッゲルト

「被験者求む。」

1971年、スタンフォード大学である心理実験が試みられた。被験者は新聞広告によって集められた24名。彼らは無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、監視カメラ付きの模擬刑務所に収容された。2週間、いくつかのルールに従い役を演じること、それが彼らに与えられた仕事だった。

アイデアはまあまあ、それなりに面白いけど・・・ちょっと詰めが甘いかな。ドイツ映画は時々胸にグッとくる佳作に出会うから期待を抱きすぎちゃったのかも?だって、こんな大変な実験に監視する人が誰もいなくなったりする?ちょこっと出てくる彼女の存在もイマイチ意味がないような気がするし、ところどころ?な場面アリ。主役のモーリッツ君はなかなか魅力的でインパクトあるけど、脇役で出てた「ラン・ローラ・ラン」や「ノッキン・オン・ヘブンズドア」の方が映画としては数倍好きです。しかし、たった2週間ぐらい我慢できないのかよ?人間って・・・しょーもないなぁ。

 

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